通夜に弔問する際の服装
喪服を着用する場合は、遺族より格上にならないよう略礼服で出席します。
男性
黒の略礼服、ダークグレーや紺などのスーツに白シャツ。黒ネクタイ。黒の靴下。
女性
黒・グレー・紺などのスーツやワンピース。
子ども
制服を着用。制服がない場合は、無地の黒・紺・グレーのズボンやスカート。白いシャツやブラウス。
葬儀・告別式に会葬する際の服装
男性
黒のスーツに白シャツ。ネクタイ、靴下、靴は全て黒。
女性
黒のスーツやワンピース。黒のストッキングもしくは肌色。靴やバックは黒でそろえ、真珠や結婚指輪以外のアクセサリーは外し、肌の露出は避ける。
子ども
制服を着用。制服がない場合は、無地の黒・紺・グレーのズボンやスカート。白いシャツやブラウス。
通夜
受付
受付で「心からお悔やみ申し上げます」とお悔やみの言葉を述べる
↓
会葬者名簿に記帳
↓
受付者に香典を渡す
受付でふくさから取り出すようにすると、むき出しのまま差し出すよりも丁寧な印象になります。
香典はふくさに包んで持参します。ふくさがない場合は地味な色の小風呂敷か白いハンカチに包みます。
通夜に遅れる場合
通夜は遅れても駆けつけるのがマナーです。
突然の訃報を受けて仕事先から通夜に参列する場合は、やむを得ず遅れる事もあります。30分程度の遅れなら焼香に間に合うので、到着したらスタッフの人に案内してもらい、静かに後ろの席へ座りましょう。
通夜ぶるまいでのマナー
通夜終了後、親しい弔問客が故人様を偲んで軽い食事をするのが「通夜ぶるまい」です。
親族や近親者として参列した場合が快く受けて一時を過ごしましょう。退席する際はご遺族に励ましの言葉をかけ、もう一度故人様の霊前に拝礼し、焼香をさせてもらうようにします。
「通夜ぶるまい」には故人様への供養の意味もあるため、友人や知人の通夜に参列した場合も、誘われたら一口でも箸をつけるのがマナーとされています。ただし、長居する事は避けます。ご遺族か受付にあいさつをして早めに退席をしましょう。
葬儀・告別式
受付
通夜に出席して香典を渡している場合は記帳だけをして式場で静かに待ちます。
「このたびはご愁傷様でございました」とお悔やみの言葉を述べる
↓
会葬者名簿に記帳
↓
受付者に香典を渡す
20分前には到着する
本来、葬儀は親しい人だけが参列し、一般会葬者も参列するのが告別式でしたが、現在では「葬儀・告別式」として続けて行う事が多くなっています。
葬儀・告別式は故人様を送る最後の儀式のため、遅刻は厳禁。受付が混むこともあるので、20分前までには到着しましょう。
焼香の手順
- 焼香台の手前でご遺族と僧侶に一礼、遺影に一礼し、合唱。
- 左手に数珠をかける。右手に親指・人差し指・中指の3本で抹香をつまみ、手を返さないようにしながら目の高さにささげる。
- 抹香を香炉の中へ落とす。(宗派によって回数が異なります)
宗教や宗派ごとの焼香の作法はこちらからコラム:宗教と宗派の違い
- 遺影に合唱し、一礼後に向きを変えずに一歩下がる。ご遺族に一礼したら席へ戻る。
宗教・宗派によって細かな作法は変わってきますが、宗旨に関わらず、葬儀の席では悲しみの気持ちを表す喪服を着用し、故人様を偲び、ご遺族に配慮したしめやかな態度でのぞむのがマナーです。
ご自身のためにも、故人様・ご遺族のためにも、事前に参列の際のマナーを知っておくと当日に慌てる事なく、故人様をしめやかにお見送りできるでしょう。