近年、注目を浴びている供養のカタチに「樹木葬」があります。「樹木葬」とは樹木をシンボルとした新しい形式のお墓のことをいいます。私たちの生活圏内にも年々増えてきた「樹木葬」について今回はお話いたします。
樹木葬のスタイル
樹木葬のスタイルは大きく分けて３つあります
- 合祀埋葬型・・・ほかの方のご遺骨と一緒に埋葬するタイプ
- 個別埋葬型・・・お一人用の区画に埋葬するタイプ
- 家族埋葬型・・・ご家族専用区画に埋葬するタイプ
比較的に合祀埋葬型・個別埋葬型を選ばれる方が多く、家族埋葬型については「墓じまい」をされて移行される方が多いです。
また樹木葬の運営する霊園にもタイプがいくつかあります
- 里山型・・・里山や農村に造られる樹木葬で自然に囲まれている
- 公園型・・・都市部や寺院・既存の霊園内に人工的に造った樹木葬で利便性が良い
- ガーデニング型・・・②に近く形態がガーデン風の樹木葬で華やか
樹木葬にかかる費用について
樹木葬は一般的なお墓を建てる必要がないため、一般的な供養方法と比べ費用が抑えられる傾向にあります。
各相場は以下の通りです
- 合祀埋葬型・・・5万円～20万円程度
- 個別埋葬型・・・15万円～60万円程度
- 家族埋葬型・・・20万円～80万円程度
各霊園や販売葬儀社・寺院によって費用はまちまちです。
おおまかな費用内訳は以下の通り
・永代使用料・・・お墓の使用権
・埋葬料・・・遺骨の埋葬にかかる費用
・彫刻料・・・墓碑への故人様のお名前の彫刻費用 ※含まれず追加費用の場合あり
・管理費・・・霊園の設備管理維持料
こちらも各霊園や販売葬儀社・寺院によって費用はまちまちです。
また埋葬の際に寺院を呼んで法要をされる場合は別途お布施等の費用がかかる場合があります。寺院運営の霊園では費用に含まれている場合があります。ガーデニング型などは植えるお花や草木によって追加費用がかかる場合もあります。家族埋葬型については、1霊につき追加の埋葬費用がかかることを想定して契約することをお勧めいたします。
最後に樹木葬のメリットとデメリットをまとめておきます。
樹木葬のメリット
・霊園側が供養・維持管理を永代に渡って行ってくれ、承継が必要ない
・墓石の購入費用がなく費用を抑えられる
・宗旨・宗派不問であり誰でも安心して利用できる
樹木葬のデメリット
・合祀型は後々の遺骨の取り出しができない
・霊園の区画の広さによる納骨量の制限
入りきらない遺骨が発生し、粉骨が必要となります。
以上のことを踏まえ、「樹木葬」を選ぶ際には実際に霊園に足を運び、自分の目で確認しておくことが大切です。また「樹木葬」きちんとした供養方法であるとはいえ、ご家族やご遺族の反対も少なくありません。「樹木葬」を選択することを検討しているのであれば、事前に親族間で相談して納得のいく形で進めていくことをおすすめします。
ドリーマー今治葬祭でも「樹木葬」のご相談を随時承っておりますので、現在ご検討中の方、ご興味のおありの方、お気軽にご相談ください。
